こんにちは!
朝晩はまだ少し冷えますが、春のやわらかな日差しが心地よく、昼間は暑いくらいの気温になりました。
外に出るのが気持ちく、体を動かしたくなる時期ですね。
最近、**「ACP(アドバンス・ケア・プランニング)」という言葉を耳にする機会が増えてきました。
厚生労働省も「人生会議」という愛称で普及を進めていますが、現場ではまだ「聞いたことはあるけど、よく分からない」**という方も多いのが実情です。
ACPとは、**「もしものとき」**に備えて、どんな医療やケアを受けたいか、どこでどのように過ごしたいかを、元気なうちから考え、家族や支援者と共有していく取り組みです。
例えば、こんな場面があります。
ある利用者さんは、**「できるだけ自宅で過ごしたい」と日頃から話されていました。
しかし、いざ体調が急変した際、その思いがご家族に十分伝わっておらず、結果的に入院後、医療施設での療養という選択になりました。
後からご家族が「本人は家がよかったのかもしれない」**と話されていたのが、とても印象に残っています。
また別の方は、元気なうちからご家族とよく話し合いをされていて、
「延命治療についてどう考えるか」、**「最期はどこで過ごしたいか」**など、ある程度の方向性を共有されていました。
そのため、いざという時もご家族が迷うことなく、本人の思いに沿った選択ができていました。
どちらも特別なケースではなく、日々の関わりの中でよくある場面です。
だからこそ、**「まだ元気だから大丈夫」ではなく、「元気な今だからこそ話しておく」**ことが大切だと感じます。
人生会議と聞くと、少し構えてしまうかもしれませんが、
「最期をどうするか」という重たい話だけではありません。
「どんな生活を続けたいか」
「何を大切にして過ごしたいか」
そんな普段の延長のような会話から始めていくことができます。
ケアマネージャーとしても、こうした会話のきっかけづくりを大事にしていきたいと感じています。
これからますます必要とされていくACP。
まずはご家族との何気ない会話の中で、“これからのこと”を少しだけ話してみる。
そんな一歩が、安心につながっていくのかもしれません。
ふだんの会話の延長でOK。無理なく、前向きに“これから”を考えていきましょう。
