~ICT活用による継続的な学びと災害対応力の向上~
梅雨の時期を迎え、全国各地で大雨や線状降水帯による災害のニュースを耳にする機会が増えてきました。
自然災害はいつ発生するか分かりません。だからこそ、日頃から「もしも」に備えることが重要です。
当事業所では、令和8年度6月の法定研修として、「業務継続計画(BCP)作成支援・非常災害時の対応に関する研修」を実施いたしました。
■ICTを活用したオンライン研修(全員受講)
今回も集合形式ではなく、ICTを活用したオンライン研修を実施しました。
ケアマネージャー職員全員が受講し、日々の業務と両立しながら継続的に学べる環境づくりを進めています。
受講方法も前回同様、
・移動時間
・書類整理中
・空き時間
などを活用し、YouTube動画をラジオ感覚で視聴(耳学)しながら受講しました。
忙しいケアマネ業務の中でも、無理なく継続できる研修スタイルとして定着してきています。
■レポート提出・研修管理もICTで効率化
受講後の個人レポートはスマートフォンから簡単に提出でき、事業所では、
・受講状況の確認
・研修内容の集約
・課題の抽出
・次回研修への改善点
・委員会資料への活用
などを一元管理しています。
ICTを活用することで、研修管理の効率化だけでなく、職員全体の学びの共有にもつながっています。
■今回の研修で学んだこと
今回の研修では、「BCP(業務継続計画)は作成して終わりではなく、継続的に見直しながら実効性を高めていくこと」が最も重要な学びでした。
災害が発生すると、普段当たり前に利用できている電気・水・通信・交通などのインフラが停止し、人員も限られた状況となります。
そのような環境下で、
・何を最優先に行うのか
・誰がどの役割を担うのか
・限られた資源をどのように活用するのか
を事前に整理しておくことが、利用者様の安全確保とサービス継続につながることを改めて学びました。
また、印象的だったのが「正常性バイアス」という考え方です。
「まだ大丈夫」「今回は避難しなくても大丈夫だろう」という思い込みが、避難や初動対応の遅れにつながる危険性があります。
災害時こそ冷静な判断ができるよう、日頃から訓練を重ねることの重要性を再認識しました。
さらに、BCPは担当者だけが理解しているものではなく、誰が見ても対応できる「見える化」が重要であることも学びました。
属人的な対応ではなく、職員全員が共通認識を持ち、組織として対応できる体制づくりが必要であると感じました。
■ケアマネージャーとして実務へ活かすために
ケアマネージャーは、災害時にも利用者様やご家族、サービス事業所、医療機関、行政との連携役を担う重要な立場です。
特に在宅生活を送る高齢者の中には、避難に支援が必要な方や医療依存度の高い方も少なくありません。
日頃から利用者様の生活状況や地域特性を把握し、非常時にも適切な支援につなげられるよう備えておくことが大切だと感じました。
また、筑後地域においても豪雨や台風などの自然災害は決して他人事ではありません。
地域の実情を踏まえたBCPの整備と定期的な訓練を重ねながら、実際に機能する計画へと育てていくことが重要だと考えています。
■まとめ(ケアマネージャーとしての実感)
今回の研修を通じて、BCPは「作ること」が目的ではなく、「災害時に本当に機能する計画」であることが何より重要であると改めて実感しました。
訓練を繰り返し行い、その都度課題を見つけて改善していくPDCAサイクルを継続することで、実効性のあるBCPへとつながっていきます。
ケアマネージャーとして、利用者様の命と生活を守るためにも、日頃から備えを怠らず、多職種との連携を大切にしながら災害対応力を高めていきたいと思います。
■今後に向けて
ケアプランサービス ラポールでは、ICTを活用したオンライン研修を継続しながら、法定研修を「受講して終わり」にするのではなく、日々の業務や支援現場へ活かすことを大切にしています。
今後も職員一人ひとりが継続して学び、訓練や見直しを重ねながら、利用者様やご家族が安心して暮らせる地域づくりに貢献できるよう取り組んでまいります。
ラポールのひとこと
災害は、いつ起こるか分かりません。
だからこそ、「備え過ぎかな」と思うくらいが、利用者様の安心につながります。
私たちはこれからも、学びと訓練を積み重ねながら、「もしも」に備えた支援体制づくりを続けてまいります。

