こんにちは!
お久しぶりです!
ケアマネージャーの「こーせー」です。
こんにちは。業界話題ですが、利用者の方々にも影響がある「ケアプラン有料化」。
ケアマネジャーをしている私の視点から、いま話題になっている「ケアプラン有料化」についてお話ししたいと思います。
先日、厚生労働省の会議で「ケアプランに利用者負担を導入すべきか」という議題が取り上げられました。
しかも今回は「年末までに結論を出す」というスケジュール。いよいよ本格的に動き出すようです。
目次
ケアプランってどんなもの?
ケアプランは、介護サービスを受けるための「生活の設計図」です。
利用者さんやご家族の希望を聞きながら、ケアマネジャーがサービスを組み合わせて作ります。
いまは、このケアプランの作成費用はすべて介護保険でまかなわれていて、利用者さんの自己負担はありません。
つまり「タダで相談できる仕組み」なんです。
どうして有料化の話が出ているの?
実は理由がいくつかあります。
- 介護費用がふくらんでいるから
介護保険のお金はどんどん増え続けていて、「このままでは制度がもたない」という心配があります。 - 公平性の問題
他の介護サービスには自己負担があるのに、ケアプランだけ無料なのは「おかしいのでは」という声もあります。 - 利用者の意識を高めたいから
「無料だからとりあえずサービスを使う」という流れを減らし、本当に必要なサービスを選んでほしい、という狙いもあるようです。 - サービスの質を高めたいから
お金を払う仕組みにすれば「選ばれるケアマネジャー」になる努力が進み、結果的に質の向上につながるのではないか、という考えもあります。
ケアマネとして感じる心配ごと
でも現場で利用者さんと接している私たちケアマネからすると、やっぱり不安もあります。
- お金がかかるからと、相談やケアプランをやめてしまう人が出ないか
- 結果的に必要なサービスを使わず、生活が大変にならないか
- 家族に介護の負担が一気にのしかかってしまわないか
「負担を増やすこと」が目的ではなく、「安心して暮らせる仕組み」を守ることが大切だと思います。
これから大事になること
個人的な意見ですが、
制度を見直すなら、特に大切なのは次の2つだと感じています。
- 所得が少ない方へのしっかりした配慮
- お金のせいでサービスを我慢しない仕組み
有料化の議論が「不安を増やすもの」ではなく、「より安心できる介護の仕組み」につながることを願っています。
おわりに
「ケアプランにお金がかかるの?」という疑問や不安を持つ方も多いと思います。
まだ結論は出ていませんが、年末までの議論をしっかり見守りつつ、私たちケアマネも利用者さんやご家族の安心を第一に考えていきたいです。
今後もこのニュースについて、発信していきたいと思います!
